アリスン・ブレナン 『唇…塞がれて』&『瞳…塞がれて』2008/10/09

昨年だと思いますが、「ザ・プレイ」・「ザ・キル」・「ザ・ハント」という三部作を紹介したと思います。
その作家の新しいシリーズ物です。
殺人の方法など、相変わらず気持ちの悪い書き方ですが、途中にハーレクイン風なセックス描写が入るので、今回も飛ばして読んでしまいました、笑。

「キンケイド」シリーズとは、キンケード兄弟が出てくるから、そう名づけられたのです。
一番上の兄、ディロン・キンケードは犯罪精神医学専門の精神科医で警察や検査局に犯人のプロファイリングを頼まれたりしています。
カリーナ・キンケードはサンディエゴ警察殺人課刑事。
コナー・キンケードは元サンディエゴ警察刑事で今は私立探偵。
一番下の弟、パトリック・キンケードはサンディエゴ警察ネット犯罪対策班刑事。
末っ子のルーシーは大学生。
警察関係の仕事をしている4人が猟奇的殺人犯を捕らえるために活躍します。

第一弾『唇…塞がれて』では、カリーナ・キンケードが主人公で、兄のディロンや弟のパトリックがカリーナに協力します。
第二弾『瞳…塞がれて』では、カリーナが新婚旅行に行ってしまったので、替わってコナーがサンディエゴ地方検事局検事補のジュリア・チャンドラーを助け、またまたディロンとパトリックが助っ人として登場します。

このシリーズでは今では当たり前になったインターネットの怖さが描かれています。
こういうブログで、自分のことを書いたりすると、誰か特定されて犯罪に巻き込まれたりする可能性があるのです。
チャトなんかで出会うのも危ないですね。
まだ日本ではこういう事件は起こっていない(と思う)のですが、近い将来起こる可能性があります。
特に若者にネットの怖さを教育すべきであると思いました。

本格的ミステリーを望む人には勧めませんが、私は意外と熱中して読んでしまいました。怖いもの見たさですかね。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2008/10/09/3808582/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。