ジェフリー・ディーヴァー 『ブラック・スクリーム』 ― 2018/11/25
毎年1回、発売されるのを楽しみにしているリンカーン・ライム・シリーズの最新作。

ニューヨークで誘拐事件が起こる。
監禁されている被害者の苦悩の姿が動画サイトにアップされ、アップロードしたのがコンポーザー(作曲家)を名乗る人物であった。
リンカーン・ライムは現場に残された証拠物件から監禁場所を割り出し、被害者を救出した。
しかし、コンポーザーは国外へ逃亡してしまう。
イタリアでリビアからの移民が誘拐された。
犯人はコンポーザーだと思われた。
ナポリへライムとパートナーのアメリア・サックス、介護士のトムは飛び、森林警備隊員のエルコレと事件の捜査に参加する。
アメリカ総領事館から留学生のレイプ暴行事件も調査するように依頼される。
果たしてイタリアでライムたちはコンポーザーを追い込むことができるのか。
残念ながら今回は大どんでん返しが今一でがっかりしました。
犯人の異常性がそれほどでもなく、後半から誘拐事件が別の事件に変わり、興味がなくなってきて読むのが雑になってしまいました。(最後にサプライズがありましたが)
ライムたちがイタリアまで行ったのに。
その代わり、食べ物が魅力的でした。
登場人物では新人のエルコレ君がいい味出してました。
これで出番が終わるのが残念です。彼の成長した姿が見たいものです。
ニューヨークでライムに弟子入りしてくれないかしら。
また来年を楽しみに翻訳されるのを待ちますわ。
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