小路幸也 『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン』 ― 2021/06/03
東京バンドワゴン・シリーズの新刊で番外編です。
題名がとうとうビートルズから離れてしまいましたね。番外編だから?
「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」はエルトン・ジョンの歌です。
目次を見ると、「第一章 ボヘミアン・ラプソディ」とクィーンも出てきます。
あらら、これからはイギリスのミュージシャンの歌なら何でもよいということになったのかしら?
前回、研人と芽莉依は高校を卒業し、結婚しました。
研人は友人の甘利大と渡辺三蔵と<TOKYO BANDWAGON>というバンドでミュージシャンとしてやっていくことにします。
三月の終わりに、祖父で伝説のロッカーである我南人が研人たちにロンドンでレコーディングをしないかと持ちかけます。
世界的に有名なロックミュージシャンで我南人の友人でもあるキースさんが彼のプライベートスタジオを貸してくれる上に、エンジニアたちのギャラも持ってくれるというのです。
研人たちは大喜び。
イギリスのオックスフォードに住んでいるマードックさんと藍子さんの家から通えないこともないので、彼らの家での宿泊をお願いすることになります。
引率の我南人も入れて4人、いいえ、幽霊になった祖母のサチさんも入れて5人がイギリスに行くことになります。
サチさんって便利なのよ。行ったことのある所だと、すぐに行けるのよ。羨ましいです。
イギリスに着いた次の日、キースさんのスタジオの見学とチェックに行こうという時に警察がやってきます。
<美術骨董盗難特捜班>のロイド警部補と事務官のジュン・ヤマノウエの二人がマードックさんに盗難にあった絵画の、日本への密輸について話を聞きたいというのです。(絵画の盗難で「花咲小路シリーズ」を思い出しちゃいました。でも関係なかったです)
マードックさんはニュースコットランドヤードに連れて行かれますが、それから彼は行方不明になってしまいます。
東京とイギリスの家族と仲間たちがマードックさんの誘拐と美術品盗難の謎に迫ります。
今回は特別にサチさんがジュンとタッグを組み、事件解決へ加勢します。
番外編なので、いつもよりもスラッと読めちゃいます。
たまには谷中を離れてみるのもいいのかもしれませんね。
いつものグダグダした感じがいいということもありますが、来年を待ちましょうね、笑。
お兄ちゃん、弟のようにヤドカリになっちゃいました。
いつもはクッションの上に寝るのに、今朝はクッションの下で寝ていました。
しばらくするとこういう風に顔だけ出しました。
弟だといつものことなのに、兄だと珍しいです。
ベッドとクッションが離れているのが嫌なのかしら?
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