古内一絵 『最高のアフタヌーンティーの作り方』2021/06/01

古内さんの書いた「マカン・マラン」シリーズが好きだったので、読んでみました。


アフタヌーンティーって好きですか。
私は大好きですが、年に一回も行っていません。
なかなか友だちと日にちと時間が合わなかったりして行けません。
でも、この本の中に独りでアフタヌーンティーを楽しむ人が出てきて、お一人様でもありなんだなとわかったので、コロナがおさまったら行ってみたいです。

桜山ホテルで憧れのアフタヌーンティーチームに異動した遠山涼音は、アフタヌーンティーの企画で頭を悩ましています。
なかなかシェフ・パティシエの飛鳥井達也からOKがでないのです。
彼から嫌われているのかしらとも思ったりもします。
「最高のアフタヌーンティー」とはどんなものなのかしら?と考える毎日です。

アフタヌーンティーの由来や食べ方などが書いてあるので、アフタヌーンティー経験がまだの人がチャレンジする前に読んでみるのもいいかもしれませんね。

涼音の戦時中に浮浪児だったというおじいちゃんの言葉が身に沁みます。

「現実なんてのは、いつだって、厳しいもんだ。それが分かったうえで、美しい面を見るのも一つの覚悟だ」
「人が生きていくのは苦いもんだ。だからこそ、甘いもんが必要なんだ」

本に書かれているように、ワンオペ育児、非正規雇用問題、外国人や性別の差別、ハンディキャップなど現実には色々と問題があります。
そういう中で奮闘している時に、人の優しさに触れたり、気づきがあったりと、良い面を探せば少なくとも一つや二つはあります。
昔を思いだすと、私なんかは嫌な気持ちになることが多いのですが、過去が変らないのなら、良い面すなわち美しい面を思い出した方がいいのかなと思うこともあります。
自分を認めてあげられるのは、結局のところ自分しかいませんものねぇ。

私たちに必要なのは、過去や未来を思い煩うことではなく、心を今に向けること、「マインドフルネス」なのかもしれません。

アフタヌーンティーからとんでもない話になってしまいましたが、本のお話はとても心暖まるものなので、安心して(笑)読んでみてください。

椿山荘を思い出しながら読んでいきましたが、やはりそうでした。
今月のアフタヌーンティーは「メロンアフタヌーンティー」で、7月は「ピーチアフタヌーンティー」です。
イブニングハイティー」も美味しそう(涎)。
外食はまだ我慢。行ける日を楽しみに待ちます。

そうそうポルボロンも気になりました。
スペイン王室御用達グルメストア「パステレリア マヨルカ」で売っています。
お取り寄せしたくなりました、笑。