知野みさき 『しのぶ彼岸花 上絵師律の似面絵帖』 ― 2021/07/27

葉茶屋・青陽堂に嫁いで初めての新年を迎え、若おかみと上絵師の両方の仕事にも慣れつつある律。
お上の仕事の似面絵描きも手慣れてきた。
夫の涼太の妹・お香の出産も近付いた頃、律に懐妊の兆しが…。
ちょうどその頃、律が描いた池見屋の女将の妹・知恵の雪華の着物を見たという役者から着物の仕事が舞い込む。
殺された倅の弔いに描いてもらいたいものがあるというのだ。
心を込めて描こうと思う律だったが、似面絵にからむ事件に巻き込まれてしまう。
順風満帆な律だと思ったら、やっぱりそうは問屋が許さない。
意外と律は無頓着ないところがあるのね。お腹に子がいるというのに、躊躇なく動いてしまいます。どんな結果になろうとも、周りが優しいからよかったのですけど。
もっと悪いことが起こらないとは限りませから、気をつけて欲しいですね。
今回は似たような名の人が出てきて、どれがどれだかわからなくなりました。
メモをしながら読むとスッキリしたかも。
そういえば、涼太が傷心の律のために買った物はいつ律にあげるのかしら?
本の中ではあげてないですよね。
これからどこへ向かうのか、ちょっとわからない展開になってきました。
<今夜のわんこ>

今夜、弟は2回も脱走して怒られました。
「あいつは僕の小屋に入るから嫌なんだ」と兄が申しております。
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