桂望実 『県庁の星』2006/03/09

織田裕二と柴咲コウが主演して映画になった『県庁の星』を読みました。
映画と本では話がだいぶ違うらしいです。
教育係の年上バツイチの子持ちおばさんが、年下の女性になっています。
おばさんを見るより、誰でも柴咲コウの方を見たいかな?

県庁のエリートで、一般企業に一年間研修に行くことになったケンチョウさん(野村)は、しがないスーパーに行くことになってしまいます。
そのスーパーにはマニュアルはなく、ろくな説明もされずに、一番暇で迷惑にならないからと、布団売り場をまかされます。
となりの売り場の社員はやる気がなく、いつもどこかに消えています。
このスーパーの実態と言えば、避難経路には商品が置かれ、惣菜売り場に行けば、賞味期限切れの野菜や肉を使い、総菜をつくっている始末。
保健所や消防署が来たら、アウトです。
なんで県庁のエリートの僕がこんな所に研修に行かなくちゃならないのだと腐る毎日。

ある日、惣菜売り場で二手に別れ、売り上げを競うことになります。
このことをきっかけに、ケンチョウさんは変わっていきます。

現場を知らない奴が、いろいろと物事を決めていくのは、どこでも同じ。(と断定してはいけないかしら?)
みんなが気持ちよく働けて、労働意欲のわく職場は、だんだんと無くなっていくかしら、と思うこの頃です。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2006/03/09/283543/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。