岡井崇 『トライアングル』2017/07/25

岡井さんの本も三冊目。
だんだんと読むのが苦痛になってきました。
現役の医師として言いたいことがいっぱいあるのでしょう。
それはわかりますが、読み物としては、非常に読みにくい作品になってしまいました。
面倒なので、途中を飛ばして(笑)最後まで読みました。


現行の健康保険制度を守るため、医療改革が実施されました。
今までの健康保険の他に医療の産業化と効率化を図るため、アメリカのような民間の医療保険を扱う自由診療が取り入れられたのです。

富沢新薬社は倒産の危機に陥っていました。
しかし、新しい癌の治療薬AC-321が開発され、カルトミンと名付けられ、その効き目の良さから、どうにか倒産をまぬがれそうでした。
そういう時に社長の柿沢に保険会社AMI日本支社社長マイクと自由診療を扱うサンフラワー病院の院長で、官僚出身の結城が接触してきました。
彼らの意図は?

その頃、城南大学産婦人科の病棟医長、柊奈智の息子、雄太は初めてできたガールフレンド、美樹と楽しい毎日を送っていました。
しかし、思いもかけず、美樹から一方的に会えないと言われてしまいます。
納得できない彼は親や知り合いの医師を利用し美樹の病気のことを調べ始めます。
美樹は卵巣腫瘍の一種に罹っており、サンフラワー病院の自由診療病棟に入院して、自由診療でしか使えない新薬のカルトミンを使用していました。
腫瘍は消えたのですが、新薬の副作用が心臓に現れます。
雄太は前に城南大学産婦人科に勤めていて、今はサンフラワー病院にいる榎原の助けを借り、ガールフレンドの命を救うために全力を尽くします。

医療制度について何かいいたいのなら、新書とかに書けばいいのではないでしょうか。
あとがきまであり、私のような軽いミステリを期待した者はちょっとうんざりしました。
『ノーフォールト』がおもしろかっただけに、残念です。


ペットショップのバーゲンで夏らしいベッドが安くなっていたので買ってきました。
この前買ったベッドは兄の〇ロで臭くなったので捨ててしまいました。
(今度はいつまでもつのかしら?)

兄は新しい物があると振り回し、穴掘りをします。


しばらくして、落ち着くと・・・。


アラ、何故かお座りをしてしまいました。
それからしばらくすると・・・。


やっと安心して寝る体制になりました(笑)。