ジャナ・デリオン 『ハートに火をつけないで』2021/10/05

10月だというのに、30℃近い日が続いています。歩いて隣町まで行き、色々と買い物をしたいのですが、もう少し涼しくなってからにします。
東京のコロナ感染者も減ってきて、ちょっと一息できますね。
私は半年ぶりに美容室に行って髪をカットし、カラーリングをしてきました。
都心に行って人に会うのは来年までお預け。まだまだ気を抜けませんわ。


「ワニの町へ来たスパイ」シリーズの四作目。

CIAの秘密工作員であるフォーチュンは、身元がバレて武器商人アーマドに命が狙われてしまい、身分を偽り、潜伏することになる。
ルイジアナ州のバイユーが流れる人口300人ほどの小さな町・シンフルで、「元ミスコン女王の司書で趣味は編み物」になる。
バレないように、誰とも接しないで静かに暮らすつもりだったが、町の婦人会のおばあちゃん、アイダ・ベルとガーティの二人と知り合ったことが運のつき。
1週間に1件の割合で、次々と殺人事件に遭遇し、解決しちゃいます。
おばあちゃんたち、すごいですよ。

フォーチュンはイケメン保安官助手・カーターからディナーに誘われる。
もちろん喜んだのはアイダ・ベルとガーティ。
フォーチュンをどう料理しようか、頑張りますが、脱毛ワックスが燃えたりと、相変わらずのポンコツぶり。
バレないように会話を控えているというのに、カーターはわざわざ遠いニューオーリンズのレストランまで行こうとする。
しかし、友人のカフェ店員アリーの家が火事になったという連絡があり、急遽行き先変更。
アリーは無事だったが、放火であることがわかり、心配したフォーチュンはアリーを自分の家に泊めることにする。
そして、カーターが止めるのも聞かずに、フォーチュンとアイダ・ベル、ガーティの三人は放火犯捜しを始める。

このシリーズ、人気らしく、21巻まで出ているようです。
前巻3冊は面白かったのですが、4巻目のこの本はあまり笑えませんでした。
彼女たちのハチャメチャ振りに慣れてしまったのかしら?
1巻で1週間進むみたいですから、フォーチュンが町にいるはずの三ヶ月なら何巻?アレ、勘定が合わないですねぇ、笑。
読む本が溜まっていますが、そろそろ英語のお勉強も始めないと…。
アガサ・シリーズの次に原語で読むのはこのシリーズにしようかしら。

今回の私の推しは、フォーチュンのフッカー姿とアイダ・ベルのバイク乗りです。
アイダ・ベルは銃は撃つわ、バイクに乗るわ、悪知恵が働くわ、凄いおばあさんです。

だんだんと町に馴染んでいき、去るときのことを考えると悲しくなるフォーチュン。
彼女の行く末が気になります。