【蝋燭の灯りによる】狂言 「伯母ヶ酒」、能「通盛」を観る ― 2008/05/31

5月29日(木)に企画公演に行ってきました。
前に観た蝋燭能の国立能楽堂版です。
前から2番目だったので、近すぎて燭台と人の頭が邪魔になってよく見えません。
ついでに、またまた仕事の疲れから眠気が襲ってきました。
恥ずかしながら「能=眠気との戦い」という感じになってきました。
一体いつなら疲れていないのかしら?
「伯母ヶ酒」
シテ(甥) 高澤祐介
アド(伯母) 川路雅義
「通盛」
シテ(漁翁・平通盛) 粟谷能夫
ツレ(女・小宰相局) 内田成信
ワキ(旅僧) 宝生 閑
「伯母ヶ酒」は、酒飲みなら絶対に「そうそう」と言いたくなる狂言ですよ。
伯母さんが酒屋をやっているのに、ケチで一度も酒をふるまわれたことがない甥が、今日こそは酒を飲みたいものだと思って、伯母の所に行きます。
いろいろと言葉巧みに言うのですが、伯母もさるもの。
新酒はまだ売り初めをしていないから出せないと、断ります。
頭に来た甥は、そういえばこの頃鬼が出るということだけれど、この辺はどう?などと言って、伯母を心配させます。
そうして、鬼のお面をかぶり、伯母の家に・・・。
怖がる伯母を脅し、今後は甥に酒を振る舞うようにと、わけのわからないことを約束させ、酒蔵に行き、酒を飲み始めます。
いい気になり、飲み続け、ついにはお面を取ってしまい、寝てしまいます。
その姿を見た伯母は・・・。
こんな甥がいて、いつもやってきては酒を飲まれたりすると、商売になりませんよね。
問題の「通盛」ですが、半分寝ていたので、よくわかっていません。
が、とりあえず内容を書いてみますね。
阿波の鳴門で一夏を送っていた僧が、この浦で亡くなった平家一門のため読経していました。
そこへ一人の漁翁と海女が現れます。
彼らにこの浦で亡くなった人たちのことを尋ねると、彼らは平通盛の妻の小宰相の局が夫の討死を知らされ、悲しみの余り入水したことを物語り、波間に消えていきます。
平通盛と小宰相局のために読経をしていると、夫妻が在りし日の姿で現れ、一ノ谷の合戦前夜の悲しい別れと最後の有様を語ります。
やがて二人は、僧の弔いにより成仏し、消え失せていきます。
悲しい話だったんですね。
教訓:能は体調万全の時に行こう。
前に観た蝋燭能の国立能楽堂版です。
前から2番目だったので、近すぎて燭台と人の頭が邪魔になってよく見えません。
ついでに、またまた仕事の疲れから眠気が襲ってきました。
恥ずかしながら「能=眠気との戦い」という感じになってきました。
一体いつなら疲れていないのかしら?
「伯母ヶ酒」
シテ(甥) 高澤祐介
アド(伯母) 川路雅義
「通盛」
シテ(漁翁・平通盛) 粟谷能夫
ツレ(女・小宰相局) 内田成信
ワキ(旅僧) 宝生 閑
「伯母ヶ酒」は、酒飲みなら絶対に「そうそう」と言いたくなる狂言ですよ。
伯母さんが酒屋をやっているのに、ケチで一度も酒をふるまわれたことがない甥が、今日こそは酒を飲みたいものだと思って、伯母の所に行きます。
いろいろと言葉巧みに言うのですが、伯母もさるもの。
新酒はまだ売り初めをしていないから出せないと、断ります。
頭に来た甥は、そういえばこの頃鬼が出るということだけれど、この辺はどう?などと言って、伯母を心配させます。
そうして、鬼のお面をかぶり、伯母の家に・・・。
怖がる伯母を脅し、今後は甥に酒を振る舞うようにと、わけのわからないことを約束させ、酒蔵に行き、酒を飲み始めます。
いい気になり、飲み続け、ついにはお面を取ってしまい、寝てしまいます。
その姿を見た伯母は・・・。
こんな甥がいて、いつもやってきては酒を飲まれたりすると、商売になりませんよね。
問題の「通盛」ですが、半分寝ていたので、よくわかっていません。
が、とりあえず内容を書いてみますね。
阿波の鳴門で一夏を送っていた僧が、この浦で亡くなった平家一門のため読経していました。
そこへ一人の漁翁と海女が現れます。
彼らにこの浦で亡くなった人たちのことを尋ねると、彼らは平通盛の妻の小宰相の局が夫の討死を知らされ、悲しみの余り入水したことを物語り、波間に消えていきます。
平通盛と小宰相局のために読経をしていると、夫妻が在りし日の姿で現れ、一ノ谷の合戦前夜の悲しい別れと最後の有様を語ります。
やがて二人は、僧の弔いにより成仏し、消え失せていきます。
悲しい話だったんですね。
教訓:能は体調万全の時に行こう。
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