小川糸 『ツバキ文具店』2018/01/17



祖母の葬儀のため8年ぶりに鎌倉に戻ってきた雨宮鳩子は、祖母がやっていた文房具店と代書屋を引き継ぐことにします。
代書屋とは、自分の思いを書けない人の代わりに手紙を書くという仕事です。
祖母に反発して家を飛び出してしまった鳩子ですが、やってくる人たちの手紙を書いていくことにより、やがて祖母の深い自分への愛を知ることになり、祖母のやっていた代書屋という仕事を生業とすることにします。

鎌倉という場所と、隣に住むバーバラ婦人をはじめ個性的な登場人物たちがほんわかとした暖かさを醸し出しています。
今やメールで、手紙を書くことはなくなったけれど、誰かに書いてみたいと思わせられる小説です。

鳩子だから「ポッポちゃん」、パン好きの先生(ティーチャー)だからパンティーとか、ちょっと綽名のつけ方にびっくりしました。


「ママさん、僕の綽名はなんでしょう」 by 兄。
「あなたは気難し屋だから・・・むっチャン」


「僕は?」 by 弟犬。
「君はいつもバッチイので、ババちゃん」

「ママはひどいです」 by 兄&弟。

どうも私も綽名をつけるのが苦手のようです(恥)。

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