若竹七海 『パラダイス・ガーデンの喪失』2021/09/24

10年ぶりの葉崎市シリーズだということですが、記憶力の乏しい私は読んでいても誰が前に出てきていたのか思い出せませんでした(恥)。
それに次から次に人が登場して場面が展開するので、ついていくのも大変。
私の脳も衰えているのか(悲)。
葉村晶シリーズではそうでもないのですけどね(言い訳よ)。


2020年10月、葉崎市の崖の上にある”パラダイス・ガーデン”で女性の遺体が発見されます。
”パラダイス・ガーデン”は兵藤房子の個人庭園で、彼女の亡き母が名づけました。
コンテストに入賞したり、マスコミに取り上げられたりしたため、見学希望者がやってくるようになり、入場料を取り、<パラダイス・カフェ>を始めるようになっていましたが、コロナ禍の今はカフェはお休みしています。
何で遺体がここにあるの。
知らない人だというのに、警察には自殺幇助を疑われ、その上、ここに老人ホームが建つ予定ですって、そんな話、聞いてないと戸惑う房子。
葉崎署刑事課総務担当警部補の二村貴美子が、マスクにフェイスシールドではなく、サンバイザー姿でやってきます。まるでロボットだわぁ。

その頃、葉崎警察署は大忙し。
誘拐事件が起り、身代金が要求されました。
誘拐事件が片付くまで、”パラダイス・ガーデン”の件は不審死にし、世の注目を集めないように厳命していたのに、それなのに元キルト作家の前田潮子が殺され、その遺体を兵藤房子が見つけてしまいます。三日間で死体を二つも…。
また二村が呼ばれ、房子の口封じを命じられますが、肝心の誘拐事件では身代金を持って行かれ、バッグの底のGPS発信機はどこかに行ってしまい、監視カメラには不具合があり、防犯カメラのデータが消去されてしまい…犯人の所在も人質の安否もわからず、散々な結果となります。

重要事件からハブられながらも、住民たちに聞き込みをしていた二村が辿り着いた真実とは…。

一見関係のないような出来事が集まると、パッチワークのように図柄ができあがっていき、その手際のよさには感心しましたが、今までの葉崎市シリーズのようには楽しめませんでした。
魅力的な登場人物が二村以外にいないんですもの。みんなそれぞれに癖があり、老女ってそんなもんですかね。
最後がびっくり。続きが読みたくなりました。


ワル顔のお兄ちゃんです。


エビをくわえると、何で人相が悪くなるのかわかりません。


エビを離しても、同じですねぇ。

昨日、弟は先にパパとお散歩して、その後、パパとママと兄でお散歩をしていると、自転車に乗って通り過ぎた親子のママさんが「見た。可愛かったねぇ。可愛かったよねぇ」と大声で何回も子どもに言っていました。
兄はお散歩が大好きなので、いつも楽しそうに歩いています。
そんな姿が可愛かったんでしょうね(親バカです)。

コロナ禍でペットを飼う人が多くなったとのことですが、トリミングの予約も取りづらくなり、本当だったんだと思うこの頃です。
犬の毛のカットの仕方を覚えようかしら。

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