吉村葉子 『お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人』 ― 2007/08/07

ちょっと長目の題ですが、電車に30分以上も乗っていなければならないので、暇つぶしに簡単に読める本を買いました。
著者の吉村葉子さんはフランスに20年ぐらい住んでいて、現在は日本にお住まいだそうです。<
フランスに住んで感じたこと、主に日本との違いを思いつくままに書いています。
彼女によると、日本には買いたいモノが多すぎるらしいです。
日本企業は、次から次へと新しいモノを売り出し、購買欲をかき立てるのが上手いようです。
街角のパン屋でさえ、パリのブランジュリーより種類は多いし、並べ方もキレイで、美味しそうにみえるのだそうです。
私なんかもそうですが、買いたいモノはあるんだけれど、どれを買ったらいいのかわからなくなったり、モノは溢れているのに、欲しいモノがなくて困ったりと、中間がないのです。
結局、企業に踊らされ、いらないのに買ってしまったモノや妥協して買ったため使わないモノで、家の中が溢れています。
フランス人はどんなモノでもシビアに考え、例え千円のTシャツでさえ試着し、自分に合わなければ買わないといいます。
人の家に招かれた時でさえ、日本人は市販のおみやげを持っていくのに、フランスのマダム達は手作りのお菓子を持って行くといいます。
ブランド品の店には日本人ばかりが群れ、フランス人はよほどのお金持ちでない限り、自分ではブランド品は買わないそうです。
もちろんプレゼントされるのなら、拒否しないらしいです。
人によってはブランド品を持つと、自分らしさが消え、ルイ・ヴィトンの好きな人と思われてしまうのが嫌だという人もいるらしいです。
フランス人は自分らしさを大切にし、日本人は人と同じを考えるのでしょうかね。
教育現場も大分違います。
教科書は10年以上も使われているセコハン教科書。
ビニールカバーを変えて使うそうです。
遠足に行くのに、日本みたいにおにぎりなどのお弁当などというものがなく、アメリカのようにランチボックスもなく、野菜サラダを持ってきたりする子もいます。
体育の授業の時の服装は、動きやすければ何でもOK。
父親のトランクスの子もいるそう。
入学式などの式はないそうです。
日本は誰でも勉強すればできるはずという前提(幻想?)に立っています。
ところがフランス人は自分たちのことを考え、自分たちも勉強が嫌いだったから、自分たちの子もこんなもんだと思い、下手に期待しないそうです。
日本の親は子どもが勉強しないから、宿題をいっぱい出してくれと先生に言いますよね。
ところがフランスの親は、週末にメゾン・ド・カンパーニュ(別荘)にまで行って子どもの宿題をみたくないから、宿題を出さないでくれと言うそうです。
日本人は性善説で、フランス人は性悪説で育つ?
どっちがいいんでしょうね。
へたに期待され、辛い思いをするより、のびのびと育った方がいいような気もしますが、日本がこれほど進んだのは勤勉さのおかげでしょうから、それを否定するのもねぇ。
でも、そろそろ生活の質を上げることを考えた方がいいような気がしています。
著者の吉村葉子さんはフランスに20年ぐらい住んでいて、現在は日本にお住まいだそうです。<
フランスに住んで感じたこと、主に日本との違いを思いつくままに書いています。
彼女によると、日本には買いたいモノが多すぎるらしいです。
日本企業は、次から次へと新しいモノを売り出し、購買欲をかき立てるのが上手いようです。
街角のパン屋でさえ、パリのブランジュリーより種類は多いし、並べ方もキレイで、美味しそうにみえるのだそうです。
私なんかもそうですが、買いたいモノはあるんだけれど、どれを買ったらいいのかわからなくなったり、モノは溢れているのに、欲しいモノがなくて困ったりと、中間がないのです。
結局、企業に踊らされ、いらないのに買ってしまったモノや妥協して買ったため使わないモノで、家の中が溢れています。
フランス人はどんなモノでもシビアに考え、例え千円のTシャツでさえ試着し、自分に合わなければ買わないといいます。
人の家に招かれた時でさえ、日本人は市販のおみやげを持っていくのに、フランスのマダム達は手作りのお菓子を持って行くといいます。
ブランド品の店には日本人ばかりが群れ、フランス人はよほどのお金持ちでない限り、自分ではブランド品は買わないそうです。
もちろんプレゼントされるのなら、拒否しないらしいです。
人によってはブランド品を持つと、自分らしさが消え、ルイ・ヴィトンの好きな人と思われてしまうのが嫌だという人もいるらしいです。
フランス人は自分らしさを大切にし、日本人は人と同じを考えるのでしょうかね。
教育現場も大分違います。
教科書は10年以上も使われているセコハン教科書。
ビニールカバーを変えて使うそうです。
遠足に行くのに、日本みたいにおにぎりなどのお弁当などというものがなく、アメリカのようにランチボックスもなく、野菜サラダを持ってきたりする子もいます。
体育の授業の時の服装は、動きやすければ何でもOK。
父親のトランクスの子もいるそう。
入学式などの式はないそうです。
日本は誰でも勉強すればできるはずという前提(幻想?)に立っています。
ところがフランス人は自分たちのことを考え、自分たちも勉強が嫌いだったから、自分たちの子もこんなもんだと思い、下手に期待しないそうです。
日本の親は子どもが勉強しないから、宿題をいっぱい出してくれと先生に言いますよね。
ところがフランスの親は、週末にメゾン・ド・カンパーニュ(別荘)にまで行って子どもの宿題をみたくないから、宿題を出さないでくれと言うそうです。
日本人は性善説で、フランス人は性悪説で育つ?
どっちがいいんでしょうね。
へたに期待され、辛い思いをするより、のびのびと育った方がいいような気もしますが、日本がこれほど進んだのは勤勉さのおかげでしょうから、それを否定するのもねぇ。
でも、そろそろ生活の質を上げることを考えた方がいいような気がしています。
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