桂 望実 『嫌な女』 ― 2015/09/23
映画化されるそうなので読んでみました。
桂さんの本は読んでいないと思っていたのですが、前に読んだ『県庁の星』が彼女の本でした。

題名から想像されるような感じの本ではありません。
弁護士・石田徹子は遠縁の女、小谷夏子から様々なトラブルの尻拭いを頼まれます。
最初は夏子のことを男を食い物にするなんて、なんて嫌な女なんだと思っていたのですが、だんだんと夏子のことを憎からず思っていきます。
夏子は男から奪うだけではなく、いい思い出も与えていたのです。
幼いころから心に空白を感じてきた徹子。
弁護士になっても心は埋まらない。
でも、夏子のトラブルのせいで病院に行った時出会った人たちのおかげで、彼女は自分の人生を肯定できるようになります。
彼女の弁護士事務所の方々もいいキャラです。
特に事務員のみゆきさん。
彼女のおかげで徹子を始め孤独な心を持った人たちが癒されたことでしょうね。
彼女との別れでは私も泣きました。
日常生活で使えるなと思ったことは、「人生で楽しかったことベストテン」。
どんなことがベストテンに入るのか考えてみると、自分にとって大事なことをはっきりと認識できるでしょう。
私も考えてみますわ。
お勧めの一冊です。
兄犬のおもしろい寝方をもうひとつ。

今度はベッドでお腹をだして頭が横という、人間がやると首が痛くなりそうな寝方です。
兄は年々寝る時間が多くなっています。
これが年を取るということですか。
一方、まだ一歳の弟は庭で大暴れです。

持ってこい遊びが大好きですが、この頃、すぐにあきるようになりました。
兄もそうでしたが、年齢が上がるとあきやすくなるんですかね。

この舌びろ~んが出るとかわいくなくなります。

家に入れようと夫が声をかけると無視をして私の所に抱いてと来ました。
かわいいところもあるんだけれど・・・。
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