近藤史恵 『シャルロットの憂鬱』2017/03/14



このおぼっちゃま、去勢するのに血液検査をしたら肝臓の数値に異常が見つかり、手術が中止になりました。
まだ若いので、病気の兆候は表れていませんが、これからどうなるのか心配です。



シャルロットとかわいい名前なので、小さな女の子のお話かと思っていたら、ジャーマン・シェパードの元警察犬のお話でした。

不妊治療をあきらめ、犬を飼おうと思った夫婦は、元警察犬の4歳の女の子を貰い受けることになります。
元警察犬ですから、訓練を受けているので躾はバッチリ。
見かけは怖いけど、かわいい犬です。

こんなシャルロットが事件を解決・・・というのではなくて、犬にまつわる日常のちょっとした謎を、飼い主夫婦、特に旦那さんが解いていくというものです。

近藤さんの犬が出てくる話は他にも2作読んでいます。
『三つの名を持つ犬』・・・後味の悪い話です。
さいごの毛布』・・・犬の老後をどうするか、考えさせられます。

近藤さんの書いた犬に関する本では一番、この本がいいです。
シャルロットにまた会いたいです。

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